2025年10月21日(火)
高岡医療圏在宅・緩和医療懇話会で発表しました
9月20日(土)に開催された高岡医療圏在宅・緩和医療懇話会にて、「在宅での、心不全患者事例紹介 ~射水市のリアル~」 という題で症例報告しました。
心不全の在宅診療においては心不全の病態理解と、患者さんの住む世界を理解しようとする事の両面が必要であるという主旨を「人に歴史あり」という言葉に込めて発表しました。
パワーポイントの作成、発表にはこちらでも先日シェアいたしました大学院での講義学習が役立ちました。明確さと簡潔さを大切にしながら「核心的なメッセージ」を届ける表現を実践する貴重な機会にもなり、ありがたいことに発表後は多くの先生方からお声がけをいただきました。
データや循環動態の整理だけでなく、生活環境や家族背景までを含めて「その人らしさ」を支える医療を考える機会にもなったと思います。
●特別講演では
その後、富山大学附属病院の小野田寛先生による特別講演があり、心不全の患者さんの自己管理支援ツールとして注目されている「ハートノート」のご紹介がありました。
ハートノートは、心臓のポンプ機能が弱った心不全患者さんに、日々の脈拍や体重、息苦しさなどを点数で記録してもらい、症状悪化の早期発見・受診につなげるためのツールです。
◎点数の目安
・安静時の息切れ:5点
・脈拍が1分間に120回以上:4点
・体重が医師設定の適正範囲外:3点
・むくみ・せき・食欲低下・外出時の息切れ:1点
◎行動の目安
・5点以上→すぐにかかりつけ病院の救急外来を受診
・4点→当日か翌日に受診
・3点 → 1週間以内に受診
患者さん自身が“自分の体調を見える化”できることで、急な悪化を防ぐだけでなく、医療者との連携も円滑になります。当院でも、導入を検討していきたいと考えています。また、富山大学附属病院との連携も今後さらに深めていければと思います。
心不全の在宅診療においては心不全の病態理解と、患者さんの住む世界を理解しようとする事の両面が必要であるという主旨を「人に歴史あり」という言葉に込めて発表しました。
パワーポイントの作成、発表にはこちらでも先日シェアいたしました大学院での講義学習が役立ちました。明確さと簡潔さを大切にしながら「核心的なメッセージ」を届ける表現を実践する貴重な機会にもなり、ありがたいことに発表後は多くの先生方からお声がけをいただきました。
データや循環動態の整理だけでなく、生活環境や家族背景までを含めて「その人らしさ」を支える医療を考える機会にもなったと思います。
●特別講演では
その後、富山大学附属病院の小野田寛先生による特別講演があり、心不全の患者さんの自己管理支援ツールとして注目されている「ハートノート」のご紹介がありました。
ハートノートは、心臓のポンプ機能が弱った心不全患者さんに、日々の脈拍や体重、息苦しさなどを点数で記録してもらい、症状悪化の早期発見・受診につなげるためのツールです。
◎点数の目安
・安静時の息切れ:5点
・脈拍が1分間に120回以上:4点
・体重が医師設定の適正範囲外:3点
・むくみ・せき・食欲低下・外出時の息切れ:1点
◎行動の目安
・5点以上→すぐにかかりつけ病院の救急外来を受診
・4点→当日か翌日に受診
・3点 → 1週間以内に受診
患者さん自身が“自分の体調を見える化”できることで、急な悪化を防ぐだけでなく、医療者との連携も円滑になります。当院でも、導入を検討していきたいと考えています。また、富山大学附属病院との連携も今後さらに深めていければと思います。




