医療法人真生会 真生会富山病院

いみず総合診療専門研修プログラム 活動レポート

2026年9月26日(土)

医学生1日研修を実施しました

【画像】医学生1日研修を実施しました

当院では総合診療に関心を持つ医学生の皆さんを対象に、毎年「1日研修」の受け入れを行っています。 今年も先日、医学科5年生の学生さんが研修に来てくれました。 当日の様子についてご紹介したいと思います。

【午前】レクチャー&ディスカッション
午前中は、専攻医も同席し症例ベースのレクチャーを行いました。
医学科5年生という時期を踏まえ、細かな治療の違いに言及することはあえて避け、「病気の概念を掴むこと」と「研修医になったときに緊急事態に対処するための知識」の2点に絞って進めました。

具体的には、
・貧血と心不全を合併した患者さんを通して
貧血の定義は何か、網状赤血球とは何か、網状赤血球の割合から貧血を分類するとどうなるのか。

・器質性のてんかんを合併した患者さんを通して
てんかんとは何か、器質性のてんかんとはどういうことか、てんかん重積状態への対処はどうすればよいのか。

実践に即した内容も含め、学んでいただきました。
学生さんからも積極的に質問があり、活発な意見交換の場となりました。


【午後】看護師とともに現場へー訪問診療同行
午後はがらりと視点を変え、訪問診療への同行です。
医師だけでなく同行看護師のスタッフと一緒に患者さんのご自宅を訪問し、生活の場で行われる医療の実際を肌で感じてもらいました。

外来や病棟業務との大きな違いは、訪問診療は
「患者さんが家で安心して生活できるように、医療・介護において必要なことを整えていく必要がある」
という点です。

そのために、実地研修を通して、次の3つのポイントを学んでもらいました。
1.分散した情報を積極的に集めること。
2.医療保険制度だけでなく、介護保険制度を学び、利用できる制度に習熟すること。
3.病院外の関係事業者のスタッフと信頼関係を構築する必要があること。

移動の車中や病院に戻ってきてからのカンファレンスでも、「この症例に対してどうアプローチすべきか?」とディスカッションを行いました。
多角的な視点について深く考察し、私たちにとっても非常に充実した時間となりました。

〇振り返って
1日という限られた時間ではありましたが、当院の総合診療のフィールドを凝縮して体感していただけたのではないかと思います。真摯に患者さんに向き合う学生さんの姿に、私たちも大きなエネルギーをもらいました。

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