

360度、誰に対しても思いやりの心で接する人に
10月の全体朝礼では、最初に読売新聞社賞を受賞した
「父から母へ……思い出のハーモニカ」という写真を紹介しました。
病床にある妻の傍らで、夫がハーモニカを吹いています。
人生の最期に、愛する人の奏でる音楽を聴きながら過ごす時間。
何と温かい時間でしょうか。
病院は病気を治すだけの場所ではありません。
患者さんが人生の大切な時間を過ごす場所でもあります。
真生会は、このような温かい時間を支えられる病院でありたいと思います。
そのために大切なのが、職場の温かい雰囲気です。
同じように水を与えても、温かい日差しの中では花は美しく育ちますが、
冷たい陰では育ちません。
患者さんも同じです。職員の温かい言葉や笑顔、
思いやりに包まれてこそ、安心して過ごすことができます。
そして、そのような温かい空間は、職員同士の温かい関係から生まれます。
互いに無関心で、冷たい態度を取る職場では、
患者さんに温かい医療を提供することはできません。
そこで皆さんにお願いしたいのは、
「360度、誰に対しても思いやりの心で接する人」になることです。
医師だから偉い、先輩だから偉い、役職があるから偉い、
ということは一切ありません。
ところが、自分の方が偉いと勘違いしている人は、
他人のミスに腹を立て、簡単に怒ってしまいます。
しかし、役割や責任は違っても、私たちは人として対等です。
間違いを正すことは必要ですが、
相手を見下して怒る資格は誰にもありません。
仲間として互いを尊重し、困っている同僚を助け、感謝の言葉を交わす。
その一つひとつが温かい職場をつくります。
患者さんの幸せを支えるために、まず私たち自身が互いを大切にする、
温かい真生会をつくっていきましょう。