
令和7年6月21日(土)福岡国際会議場で行われた
第40回JSCRS学術総会 ナーシングプログラムです。
テーマは「安全管理と接遇、不満例への対応のコツ」でした。
https://www.c-linkage.co.jp/jscrs40/program.html松木に以下、聞きました。
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Q.JSCRSの学術総会でシンポジストをされたそうですが、どのような学会なのですか。
A.JSCRS(Japanese Society of Cataract and Refractive Surgery)は、白内障および屈折矯正手術を専門とする眼科の学会で、日本語では「日本白内障屈折矯正手術学会」となります。白内障手術と屈折矯正手術(レーシックや多焦点・トーリックIOLなど)に関する研究・教育・技術的発展を目的とした学会です。
Q.シンポジウムでは、眼科の専門分野の医師や看護師とディスカッションをされたと伺いましたが、印象に残ったことやエピソードなどあれば教えてください。
A.今回は安全管理や患者対応・接遇がテーマとなっており、それぞれの立場からの取り組みや意見を聞くことができました。特に、眼科の手術はほとんどが意識下で行われるため、術中の患者対応についてはみなさん苦慮されていることがわかりました。
どのように声をかけているかということについてディスカッションした際に、一人の医師が「~してはいけない」という言い方は禁句、また、安易な「大丈夫」はよくないとおっしゃいました。例えば、「動いてはいけません」と言われると、緊張している患者さんがさらに緊張し、動かないようにと思えば思うほど体がいうことをきかないとなってしまうかもしれません。また、患者さんがつらそうにしているのに一方的に「大丈夫」「頑張りましょう」は配慮に欠けた声かけだと思い、自分はどのように対応しているか顧みる機会となりました。
自分たちには日常でも、患者さんにとっては手術は一大事で、医療者が思う以上に緊張や不安な気持ちを持っておられることを念頭におき、少しでも安心して手術を受けていただくために、ひとりひとりに寄り添った看護を提供できるようこれからも精進していこうと思いました。
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お疲れさまでした(*^^*)