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病院からのお知らせ【メディア[TV]】2025年10月2日(木)

小児科の吉崎医師がチューリップテレビ「N6」に出演しました

【画像】小児科の吉崎医師がチューリップテレビ「N6」に出演しました

令和7年9月11日(木)に放送されたチューリップテレビ「N6」(平日18:15~19:00放送) に、小児科の吉崎医師が出演しました。

「起立性調節障害」に関する特集で、どういった病気なのか、実際に起立性調節障害を診ている医師としてコメントしました。


以下に放送内容をまとめました。

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【リポーター】

起立性調節障害(OD)は、自律神経の乱れによって血圧や心拍の調整がうまくいかず、立ちくらみやめまい、失神、朝起きられない、吐き気などの症状が出る病気です。
特に午前中に症状が強く、「怠けている」と誤解されやすい特徴があります。
思春期に多く見られ、中学生の約10人に1人が発症し、不登校の子どもの約4割が抱えているとされます。
成長期の体の変化やストレス、生活リズムの乱れが背景にあり、重症化すると日常生活に大きな支障をきたし、不登校やうつ病などにつながることもある病気です。
県内ではコロナ禍以降、起立性調節障害と診断される児童生徒数が増加傾向にあるとのことでした。


【吉崎先生】

不登校の子どもは、朝起きられないことから保護者が心配や苛立ちを募らせ、親子関係が密着しすぎて子どもにストレスを与えやすくなり、自律神経にも悪影響を及ぼすため悪循環に陥りやすいです。
また、クラスメイトの「今日は来られるのに、なぜ普段は来られないのか」といった言葉も子どもの気持ちを落ち込ませ、不登校をさらに悪化させる可能性があるため、周囲の理解が重要です。

無理をさせることは良くないので、まずは「頑張っていることを認める」「辛さを理解する姿勢を持つ」ことを心掛け、夜に元気そうに見えたり、スマホを長く使っていることを責めたりしない見方が大切です。

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【画像】

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【画像】

【画像】「起き上がったり立ち上がったりすると、重力で血液が下半身に偏り巡りが悪くなります。本来は自律神経がそれを調節しますが、その働きがうまくいかない状態です。」と起立性調節障害がおこる仕組みをお話ししました
「起き上がったり立ち上がったりすると、重力で血液が下半身に偏り巡りが悪くなります。本来は自律神経がそれを調節しますが、その働きがうまくいかない状態です。」と起立性調節障害がおこる仕組みをお話ししました


【画像】起立性調節障害は、自律神経の乱れによって血液循環がうまくいかず、様々な不調を引き起こす病気です思春期に多く、成長期のホルモン変化やストレス、生活リズムの乱れなどが関与するとされています
起立性調節障害は、自律神経の乱れによって血液循環がうまくいかず、様々な不調を引き起こす病気です
思春期に多く、成長期のホルモン変化やストレス、生活リズムの乱れなどが関与するとされています

【画像】診断には新起立試験を用い、安静時と起立時の血圧や脈拍の変化を確認します
診断には新起立試験を用い、安静時と起立時の血圧や脈拍の変化を確認します


【画像】起立性調節障害に悩む中学2年生の親子が、病気による悩みを語られました
起立性調節障害に悩む中学2年生の親子が、病気による悩みを語られました

【画像】2013年に発足した「起立性調節障害富山親の会」という集まりが県内にあり、親子の関わり方や病気に関して悩みを共有する場が設けられています「娘との関係が悪化し、何を言っても理解してもらえないと感じた子どもが反抗的になる中、起立性調節障害の子どもを持つ母親たちが集まり、2ヶ月に一度座談会を開催しています。そこでは日頃の悩みを共有し、先輩母親の経験談を聞くことで、母親たちが心を軽くして帰れるような和気あいあいとした場となっています。」とコメントがありました
2013年に発足した「起立性調節障害富山親の会」という集まりが県内にあり、親子の関わり方や病気に関して悩みを共有する場が設けられています
「娘との関係が悪化し、何を言っても理解してもらえないと感じた子どもが反抗的になる中、起立性調節障害の子どもを持つ母親たちが集まり、2ヶ月に一度座談会を開催しています。そこでは日頃の悩みを共有し、先輩母親の経験談を聞くことで、母親たちが心を軽くして帰れるような和気あいあいとした場となっています。」とコメントがありました


【画像】リポーターより、「起立性調節障害は大人になってから症状が出ることもあり、長期的に向き合う必要がある病気です。立ちくらみやめまい、朝起きられないといった症状が3つ以上あれば、起立性調節障害を疑い、医療機関に問い合わせた上で受診することをお勧めします。」と案内がありました
リポーターより、「起立性調節障害は大人になってから症状が出ることもあり、長期的に向き合う必要がある病気です。立ちくらみやめまい、朝起きられないといった症状が3つ以上あれば、起立性調節障害を疑い、医療機関に問い合わせた上で受診することをお勧めします。」と案内がありました

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